就活

現役社員が伝授! 大手デベロッパーに内定するコツとは?

就活難易度で、常に上位にある不動産デベロッパー。

特に5大デペロッパー(三井不動産・三菱地所・住友不動産・東急不動産・野村不動産)に就職するのは、高い就活偏差値が必要で、総合商社や広告代理店と同じくらい難しいと言われています。

今回の記事では、大手デベロッパーに現役で働く筆者が、デベから内定をもらうための就活のコツを伝授します。

ちなみに、私は学生時代、体育会出身ではありませんし、サークルやゼミ、学生団体の代表や副代表でもないですし、ボランティア活動も留学もしておりません!

これといって、ハイスペな活動をしてきたわけではなく、普通にサークル活動をし、普通のゼミに入り、普通のアルバイトを続けてきた学生時代でした。

それでも、5大デベから内定をもらえましたので、当時私なりに就活で工夫した点や、実際に業界で働いていく中で「こんな学生が内定を得やすい」と感じた点をまとめました。

インターンに参加する

近年、各社デベロッパーではインターンシップを開催している企業が多いです。特に5大デベはどこもインターンを実施しております。

デベに内定するには、まずこのインターンシップ選考に必ず参加してください!

ESを提出することで、まずは「その企業に興味がある」というアピールを早期からすることができます。

そしてあわよくば、インターンに合格し参加できたのであれば、大変ラッキーです!!

なぜなら、各社ともにインターン参加者からの内定ルートが多かれ少なかれあるから。 企業も優秀な学生は早期から囲い込みをしたいのです。

ですので、インターンは本選考の一部だと思って、参加中は1分1秒気を抜かずにいてくださいね。

ただし、インターンの合否で一喜一憂しない

ちなみに企業によっては、本選考よりインターンシップの選考の方が倍率が高い、という話も聞きますので、インターン選考の合否で一喜一憂する必要はありません。

宅建を取得する

インターン参加とあわせて、宅建(宅地建物取引士)の資格取得も、内定への近道と考えます。

一般的に、サマーインターンは大学3年生の6月くらいからスタートします。

もし、その時期からデベロッパーに興味があるのであれば、是非10月の宅建試験にチャレンジしてください。

不動産業界に興味がある方なら周知の事実かもしれませんが、宅建試験は年に1回、10月しか開催されません。

また、受験申込も7月までと締め切りが早く、気がついたときには受験資格すら得ることができなかった……という就活生の声も多いので、スケジュールには気をつけてください。

7月にとりあえず受験申込したものの、そこから勉強をはじめて合格できるのだろうかと心配かもしれませんが、大丈夫です!

宅建は、社会人の受験者が多く、ある程度まとまった時間がとれる学生のほうがむしろ有利。3ヶ月もあれば合格することが可能です。

宅建を取得したからと言って、内定への直接的なポイントがつくわけではないですが、履歴書・ESの資格欄に「宅地建物取引士」と記載するだけで、早くから不動産業界に興味を真剣に持っていたことが一目で分かり、他の学生との差別化につながるのです。

就職活動では、本人の能力やポテンシャルも見られます。しかしそれ以上に、会社側は、内定辞退や就職後のアンマッチを防ぐため、その業界/会社へ真剣に志望する学生とそうでない学生の明確化に苦心しています。

また、宅建はデベに就職するしないに関わらず、不動産業界で働く上では必ず取得が必要な資格ですので、もし時間があれば学生時代から取得しておいて損はないと思います。

(ちなみに、不動産業界に内定したら、内定者の大半は4年生の10月の試験を受験することになると思います。そこで不合格になってしまったら、入社後働きながら勉強し、合格するまで試験を受け続けることになります……。)

OBOG訪問を数多くする

できる限りのネットワークを駆使して、数多くの社員と会い、話を聞きましょう。

企業が公式で開催している社員面談でもかまいません。とにかく一人でも多くの社員から生の声を聞き、企業の社風を理解することが大切です。

また、よくOBOG訪問(または社員面談)は「採用には関係ないのでざっくばらんに対話しましょう!」と社員から言われるかもしれませんが、決して鵜呑みにしないよう気をつけてください。

基本的には、面談後、社員は人事部へ学生の印象をフィードバックする必要があるからです。 また、先述の「会社へ真剣に志望する学生」であることのアピールにもつながります。

もちろん、あまりにも構えすぎる必要はありませんが、最低限の企業理解・研究をし、質問内容を整理した上で面談にのぞむようにしてください。

私も、多くの学生さんからOG訪問をうけ、うち何名か入社しましたが、それらの学生の共通点は下記の通りでした。

  • 明るくハキハキと話していた
  • 当社に興味がある理由が明確
  • 当社が第一志望群である(あくまでも第一志望である必要はありません)
  • 設定時間ギリギリまで質問をし、最大限吸収しようとする姿勢

物件見学をする

物件見学は、デベロッパーならではの企業研究かもしれません。

面白いくらいに、デベによって、物件の特徴が違いますのでそれを肌で感じることが大切です。

見学する物件のピックアップですが、企業の採用HPや企業説明時に取り上げられた物件はマストで見に行きましょう!

また、採用HPだけではなく、会社HPに出てくる物件や、会社のニュースリリースを見て直近竣工した物件も行くべきです。

それ以外にも、自宅に近いエリアの物件や、OBOG訪問で話を聞いた社員が担当していた物件も、話のネタになりますので是非見学してみてください。

物件見学時のポイントは、また別の記事で解説します!

企業の取捨選択をする

上記の通り、1社ずつとことん物件見学等の企業研究をしようとすると、莫大な時間がかかってしまいます。

ですので、選考に申し込む企業をある程度絞ってしまうのも、内定の確実に取得するコツかと考えます。

もし、あなたがハイスペな学生さんであれば、5大デベから軒並み内定を得ることができるかもしれませんが、(言い方は悪いですが)並みの学生さんであれば、志望するデベから内定をもらうことすらハードです……。

であれば、薄く広く企業研究をし採用面接にのぞむよりも、社風がマッチするデベに絞って、とことん企業研究をした上で、面接にのぞんだほうが内定をもらえる確率はアップすると考えます。

また、不条理ですがやはり学歴フィルターは存在します。

早慶上智、旧帝大出身でない場合、三井不動産や三菱地所はすっぱり諦める、というのも大事かもしれません。(実際に、筆者も5大デベの中でESを提出したのは2社だけです。)

三井三菱へはデベ入社後に?

デベに入社後、ステップアップとして三井三菱への転職はよくあります。

転職の際は、学歴での足切りはそこまでないので、どうしても大手デベで働きたいのであれば、入社後に転職という道もあるので、そういった選択肢も入れて就活をしてみてもよいかもしれません。

ABOUT ME
不動産女子
アラサーの不動産女子です! 新卒で大手不動産会社に就職し、マンション販売や賃貸の営業や企画をしてきました。(営業が好きすぎて、社内表彰多数。)
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